シフトダウンするときにブレーキを踏むか、踏まないか。
5速や6速の高いギヤから停止するときは、どんな操作をするか。
色々細かいことが気になることもあるだろう。
実際、このようなご質問をいただいたことがある。
今回は、シフトダウンとブレーキについて、色々なシチュエーション別に解説していこうと思う。
基本的なシフトダウン
基本的には、回転数さえ合っていればブレーキは踏まなくても問題はない。
このようなシフトダウンは、主にエンジンブレーキを効かせたい時、もしくは加速したい時にやる。
まずはエンジンブレーキで速度を落としてから、フットブレーキで停止するという流れだ。
先の信号が赤になっていたり、前の流れが遅くなっている時にはこのような操作をするといいだろう。
止まるまでにエンジンブレーキを効かせるほど距離はないなと思ったら、軽くフットブレーキを踏んで速度をちょっと落としてから、シフトダウンする。
まぁケースバイケースだろう。
ちなみに、5速や6速などの高いギヤからブレーキを踏んで止まるという時には、早めにニュートラルにしないと一気にエンジン回転数が落ちてエンストしてしまう。
ニュートラルにして止まってもよいが、個人的には、ブレーキが減りそうな気がして精神衛生上よくないので、ギヤは下げてエンジンブレーキはかけるようにしている。
加速するためのシフトダウン
加速するためにシフトダウンするときには、当然ながらブレーキは踏む意味はない。
走っている状態で、ニュートラル→アクセルを踏んで一気に回転数を上げる→シフトダウンという流れだ。
合流などで加速をしたい時や坂道で失速してしまう時に使うとよいだろう。
どの段を使うかは車によるが、大体今の段から2段~3段下のギヤに一気に下げるのが目安だろう。
例えば、私のアクセラスポーツ15Sで5速や6速で走っていてさらに加速したい場合、非力なので3速もしくは2速まで落とさないと、一気に加速できない。
減速しながらシフトダウン(ヒールアンドトゥー)
基本的に街中では使わないが、減速とシフトダウンを同時に行うヒールアンドトゥというテクニックがある。これは主に、サーキットなどでコーナーに入る時に使う。
減速とシフトダウンを同時に行うことで、シフトチェンジの時間を短縮するのが狙いだ。
やり方としては、左足でクラッチを踏み、つま先(トゥ)でブレーキを踏み、そのまま足を捻ってかかと(ヒール)でアクセルを踏む。
繰り返しになるが、街中では使う意味は全く無い。
こういうテクニックもある、ということを覚えておくだけで十分だ。
やるにしても、遊びでやってみる程度にとどめておいて、間違っても公道でコーナーを攻めるのにつかってはいけない。
まとめ
シフトダウンをするのにも、ブレーキとの関係性で操作が若干変わる。
基本的にはやりやすいやり方でやるのが一番いいので、私の方法は参考にしてもらえればうれしい。
止まるときは、エンジンブレーキを効かせるために、ブレーキを踏まずにシフトダウンする場合もあれば、軽くブレーキを踏んでからシフトダウンする場合もある。
再加速する場合には、一気に2段~3段すっ飛ばして下げるので、ブレーキを踏まず、アクセルを一気に踏んでから下げるのがコツだ。
是非練習してみてほしい。
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