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オートマ車の運転は本当に楽しいのか?楽しめるのか?

AT車
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MT原理主義者の私としては、AT車で「運転が楽しいです♪」なんてレビューはにわかには信じがたいものがある。

トルコンATならともかく、CVTの車に楽しさなんて本当にあるのだろうか。

何を隠そう、私がMT原理主義者になってしまったのは、CVTのクソつまらなさを味わってしまったからなのだ。
あのかったるいミッションで、運転の楽しさなどあったものではない。
苦痛そのものだった。

確かにAT車はイージードライブと言われるほど、簡単でラクだ。
居眠りしてようが、酔っ払っていようが、クスリをキメていようが簡単に運転できてしまう。(だけど、絶対やっちゃダメだぞ!)

私が、AT車の楽しさに疑問を持った点をあげていこうではないか。

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アクセルを踏んでからのタイムラグが気持ち悪い

多くのMT車乗りが感じることかもしれないが、アクセルを踏んでから一瞬遅れて加速を始めるのがちと気持ち悪い。

トルコンが滑っているあの感覚だ。
街中でそんなことが気になるほど加速するんじゃねぇ、という声が聞こえてきそうだが、別にフルスロットルに限った話じゃない。
急激にアクセルを踏むわけでもない。

最近のトルコンATはマツダのスカイアクティブのように、ロックアップ領域を広げてダイレクト感を出そうとしている。
だが、それでも所詮はオートマだ。
昔のようにズルズル滑るような感覚はさすがになくなったが、流れに乗るのに加速しようとするたびに一瞬の間ができる。
やっぱり、気になってしまうな。

最近のATは性能が上がっているのはわかる。
タイムラグといっても、半クラッチよりもラグはないだろうし、人間のシフトチェンジなんぞ目じゃないくらい素早く変速しているのもわかる。
だけど、所詮はオートマ、という感覚がぬぐえないんだ。
自分の感覚の外で勝手にやられているからだろうな。

CVTなんざ、MTどころか、トルコンATとさえ比較するのが申し訳ないくらい酷い。
アクセルを踏むと、盛大に回転数が上がってツーテンポ、スリーテンポ遅れてからやっと加速を始める。
坂道なんて悲惨だ。
高い一定の回転数にぴったり貼り付いて、ビィーーーーとか唸りやがる。
もう、気持ち悪いったらありゃしない。

こいつを解消するためには、薄氷を踏むように優しくアクセルを踏んでやればよいのだが、いちいちそんなかったるいことをしていてはストレスがたまる。
つまり、踏んでもストレスがたまり、踏まなくてもストレスがたまる。
乗っていて苦痛そのものだった。
車体は剛性感も高く、ハンドリングも機敏でものすごくよかったのに、唯一ミッションがクソだった。

CVTの車が楽しい、とか言ってる人は、あれのどこが楽しいのだろう?
CVTしか乗ったことがないから、それが当たり前に感じているのか?


結局、私はすぐにMT車に乗り換えてしまった。
今はとても快適だ。

勝手にシフトチェンジしてしまう

オートマチックだから当然なのだが、勝手にシフトチェンジをしてしまう。
車に乗せてもらってる、という感じがして興ざめだ。

いちいち何速に入っているか、なんて気にするのもかったるいし、わかったところで別に何ができるわけでもない。
たまに自称上級者様が、アクセルの踏み具合で変速ができる、などとご高説を垂れているが、だから何?だ。
こちとらそんなチマチマやらんと、自由自在に変速できる。

MTモードが付いているAT車も増えてきているが、結局あれもMT車には乗れないけど、MT車みたいに運転したいという人向けのオモチャなんだよな。
MTとは似ても似つかない。
まぁ、シフトダウンしてのエンジンブレーキ専用スイッチでしょう。
もっとも、そのエンジンブレーキすら不自然な車もあるが。

左半身が暇で仕方がない

つまらなさの大部分を占めているのが、とにかくやることが無いということだ。
もちろん、周りには気を配るし、ミラーだってちゃんと確認する。
そんなことは当然だ。

運転の方はというと、何も考えずにアクセル、何も考えずにブレーキ。
はい、上手にできました!

マジでこんな感じ。
こんな感じで運転できてしまう。
右足一本で、コントローラーのAボタン、Bボタン(〇ボタン、×ボタン?)を押すゲームじゃないんだから。
私なんぞ、CVT車に乗っていた時、あまりにも左半身が暇すぎて、左足ブレーキをマスターしてしまったよ。

もちろん色々試したよ?

左足ブレーキもそうだし、常にMTモードに入れて、ギアチェンジをしてみたり。
結局全部すぐに飽きた。
ただ単にスイッチを操作してるだけみたいなんだもの。

やっぱり、両手両足をフルに使って、上手く運転できるようになるのが楽しいかな。

MTモードのシフトチェンジがオモチャ

最近のAT車は、MTモードがついているけど、やっぱり単なるオモチャなんだよね。
すぐに飽きてしまう。

確かに、工夫を凝らして、素早くシフトアップしたり、シフトダウン時にブリッピングをしたりとMTに近づけようとはしている。
レクサスの8速ATなんかはかなりダイレクト感が高いと評判だ。

だが、MTモードで運転していても、手ごたえのようなものが全く感じられないのではないだろうか。
私はそう思う。
よくできたMTモードは、レースカーばりにレスポンスよくパワーバンドを外さない運転は確かにできるだろう。
だが、大多数のAT車はその領域には行っていない。
かったるいシフトアップ、シフトダウンで急激なエンジンブレーキ、といったところだ。
やはり結局、ボタンを押してシフトアップ、ダウン、というコントローラーのボタン操作の域は出ていない。

よくも悪くも、MTのクラッチをガッツリつないで、ギヤが噛んでいるあの「機械感」とでもいうべき手ごたえを知ってしまっている人は、MTモードなどというチャチな子供だましでは満足できないだろう。

まとめ

オートマは、確かにラクだし、簡単に運転できる。
A地点からB地点に移動したい、というだけならこれほどいいものはないだろう。

ただ、運転そのものを楽しむ、ということであれば、MT原理主義者としては疑問符がつく。

だって、運転を楽しもうとするのに、その運転の大部分を車の方がやってしまうのだから。
AT車で楽しいなんて言っているのは、運転の一部しか楽しんでいないのではないだろうか。

ましてや、CVTなんて、燃費競争のためだけに載っているようなミッションなんだから、楽しいわけがない。
というか、実体験でCVTってだけで、良い要素を全て潰してあまりあるクソつまらなさを味わってしまった。

AT車とMT車はそもそも別の乗り物と言った方がいいくらい違う。
AT車で「楽しい♪」とか言ってないで、MT車の運転もマスターしてみようぜ。

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