私はもともとマニュアルのAE111カローラレビンに乗っていた。
サーキットもよく走っていて、マニュアル車の楽しみは存分に味わったつもりだ。
一生乗り続けたいと思えるくらい、運転がとても楽しい車だった。
エンジンが1600CCの名機4A-GEで、これがとにかくよく回ってパワーがあった。
165馬力で車体がたったの1,030Kg。
とにかく軽快に走った。
だが、子供が生まれて手狭になってしまい、泣く泣く手放した。
その後、弟がたまたまマツダ車に乗っていたので、その伝手でマツダディーラーで中古のBL型アクセラを買うことに。
これがCVTの15Cというグレードだった。
車体のできはとてもよかったのだが、いかんせんCVTがどうにも好みに合わなかった。
なんだかんだで5年ほど乗ったのだが、もう我慢ならず買い替えを検討し始めた。
さて、そこでどんな車を検討したのか、どういう経緯でアクセラスポーツを購入することになったのかお話ししよう。
まずはマニュアル車であることが絶対条件!
妻も運転するということで、妥協してAT(CVT)にしたのだが、結局一度も運転することはなかった。
騙されたのだ。
つまり、我慢する必要もなくなったので、心おきなくマニュアル車を選べるようになった。
今までずっとマニュアル車に乗ってきたこともあり、マニュアル車の運転の楽しさは十分に承知していた。
普通のトルコンATでもよかったのだが、やはりマニュアル車が諦めきれず、結局マニュアル車から探すことにしたのだ。
それなりの利便性が必要
家族旅行などでも使うので、荷物が積めなければならない。
したがって、ここでBセグメントの車は断念した。
Bセグメントには、スイフトやデミオといった軽快な走りを売りにする車が多い。
運転の楽しさであればこのクラスでもよかったのだが、やはりラゲッジスペースがやや狭いため選択肢から外れてしまった。
安全性が高いこと
当時乗っていたBL型のアクセラスポーツは、15Cという最廉価グレードだった。
そのため、豪華装備はおろか、安全装備も何もついていなかった。
自動ブレーキなどはまだ何とかなるのでよいのだが、カーテンエアバッグすらついていなかったので側面衝突されたらほぼアウトだ。
自分だけならまだしも、それで家族が死傷してしまったら大変ということで、カーテンエアバッグくらいは付いていてほしかった。
Bセグメントの車をはずした理由でもあるのだが、何だかんだ言って、衝突した場合はデカくて重い方が勝つ、というのが物理の法則だ。
なので、それなりの大きさ、重さのある車が候補となる。
走りが楽しいことが大事
何をもって楽しいとするかはひとそれぞれだが、私はせっかくマニュアル車を運転するのだから、そこそこの運動性能が欲しかった。
スイフトなどは絶対に楽しいし速いのだが、利便性や安全性の観点からあきらめた。
その点、アクセラスポーツは、BL型に乗っているということもあり、ミッション(CVT)以外はとても気に入っていた。
車体の剛性が非常に高く、ハンドリングもクイックだった。 アクセラはスポーツとにかく運動性能が高い車だな、という印象だ。
ガソリンエンジンがいい
マツダ車であれば、ディーゼルのマニュアル車の選択肢がある。
しかし、ディーゼルはBLアクセラスポーツの車検の代車でCX-3に乗ったことがあるが、どうもトラックを運転している感覚になった。
よっこらしょ、とばかりにガラガラガラ…と発進し、ある程度回転数が上がると、グッと加速するという感じだ。
確かに加速感は素晴らしかったが、まぁ、エコカーだよね…。
回転数も低く、回せば回すほど加速していくというわけでもない。
車検から帰ってきたアクセラスポーツの軽快なこと…。
出足のスムーズさが雲泥の差だった。
そこはCVTで唯一良かった点かもしれないな。
さらに、その時、ディーゼルエンジンのリコールなどネガティブな情報もあり、昔ながらのガソリンエンジンを選ぶことにした。
こういった条件で探し始めた
条件が決まったのであとはカーセンサーで探すだけだ。
事実上、Cセグメント以上の車から探すことになる。
候補としては
- アクセラスポーツ
- アクセラセダン
- インプレッサスポーツ
- インプレッサG4
- フォレスター
- WRX
あたりだ。
まず、WRXは性能は素晴らしいが、いかんせん値段が高すぎる。
300万~400万円もしてしまう。
アクセラセダン、インプレッサスポーツ、インプレッサG4、フォレスターはマニュアル車の数が少なすぎて、よさげなものが選べなかった。
この辺りは、マニュアル車だと2~3台位しか検索にヒットしないのだ。
結局ほぼ消去法で在庫の多いアクセラスポーツになってしまったのだ。
そこで、比較的安価な車体を探したところ、ディーラー車で100万円ポッキリというものがあった。
それが今の車だ。
異様に安かったが、理由としては初期型でしかもオプション装備がほとんどついていないものだったためだ。
ヘッドライトはハロゲン、フォグランプなし、オートライトなし、オートワイパーなし、ヘッドアップディスプレイなし、しかもなぜかコーナーポール(通称下手くそ棒)は付いている、といった具合だ。
しかし、カーテンエアバッグはちゃんと付いているし、何よりもマニュアル車なので条件としては何ら問題ない。
期待通り6速マニュアルの走りはとても楽しいものだった。 車体の出来ももちろん良く、適度に硬い足回りに、高い剛性の車体、進みたい方向に思い通りに曲がるハンドリングで、どこまでも走りたくなる車だ。
走りのインプレッションは、マツダアクセラスポーツ15Sの良いところ悪いところを正直レビューの記事に詳しく書いてあるので、是非読んでみてほしい。
youtubeにもアップしているのでこちらも合わせて見ていただけるととても嬉しい。
まとめ
現在の愛車アクセラスポーツ15S 6MTを購入した経緯をご紹介した。
こんな選び方をしている人は少ないかと思うが、参考にしてもらえると嬉しい。
マニュアル車はいまや貴重だ。
しかし、この楽しさを味わったことのない人が少ないことを意味する。
食わず嫌いだとしたら、こんなにもったいないことはない。
是非マニュアル車に乗ってみてほしい。
マニュアル車の6つの魅力!オートマにはない魅力を語ってみようの記事も合わせて読んでいただくと、マニュアル車の魅力がわかってもらえるだろう。
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