よくMT車への批判に、「渋滞がつらいから、日本は信号が多いから、とにかくMT車はダメ、使えない。」というのがある。
確かに日本は道が狭くて渋滞が多いし、信号も多い。
だが、それとMT車だと大変だとか辛いとかいうのとは全然別だと言えるだろう。
それはMT車は教習所だけ、もしくはAT車しか乗ったことのない人の妄言と言わざるを得ない。
私は15年以上MT車に乗っている。
途中に5年ほどAT車(CVT)に乗っていた。
その経験からいくと、MT車だから渋滞が大変などと思ったことは一度たりとも無い。
逆にAT車だから渋滞でも楽々!なんて思ったことも一度もない。
渋滞はMT車だろうがAT車だろうが、ウザいことこの上ない。
MT車といって渋滞が特別大変ではないことをお伝えしよう。
クラッチ操作がめんどくさいと思っていないか?
AT車乗りの大半が、渋滞中クラッチ操作するの大変そう…。
だからMT車嫌だ。
何て思っていないだろうか?
クラッチ踏んでる時間なんて、渋滞中といえど大したことないぞ。
もしかして、MT車はブレーキ踏んでいる間もずっとクラッチを踏んでないといけないとか思っていたりする?
だとしたら、それはとんでもない間違いだ。
確かにそんなことをしていたら、左足が疲れて仕方ないだろう。
というかそもそも踏み続けていたら、クラッチカバーが傷んでしまう。
しかし、実際は、発進の一瞬とブレーキの一瞬だけだ。
事実、操作回数は増える。
それは仕方がない。
だが、MT車に慣れてしまうと、このくらいのことでは何とも思わなくなる。
もちろん個人差はあるだろうが、私の周りにはそんなこと聞かないし、ネット上のMT車乗りもおおむねそのような意見だ。
乗ったことのない人が、偏ったイメージだけで騒いでいるだけだな。
さらにそれが、教習所MT脱落組やAT限定だとしたら目も当てられない。
MT車だからって、渋滞が特別辛いわけでもないし、AT車だからラクというわけでもない。
あ、強化クラッチを組んで、クラッチがめちゃくちゃ重いようなのは別な。
あれは普通に走るのだけでも結構きついから。
でも、それも慣れていくんだけどね。
AT車だって渋滞はめんどくさい
私個人的には、AT車の方が渋滞は怖い。
何かの拍子にアクセルを必要以上に踏んでしまわないか。
ブレーキをちゃんと踏めているか、足は離れていないか。
常に心配だ。
というか、左足を固定して、右足だけを忙しく左右に動かすのが、むしろ地味にツラい。
常に両手両足動かせるMT車の方が、渋滞中は気晴らしにすらなるくらいだ。
坂道の渋滞はMTだと正直キツイ
今までは平たんな道を想定してきたが、坂道で渋滞してしまうと確かにつらい。
何がつらいかって、坂道発進自体がめんどうなのだ。
最近はヒルローンチアシストといって、車が坂道だと認識すると一時的にブレーキがかかるようになっているので昔ほどは面倒ではない。
だが、この機能がついていない車だと、慣れるまでちょっと怖い。
といっても、坂道発進も慣れてしまえば下がらずにできるようになるし、サイドブレーキを使ってしまえば、より確実にできるようになる。
(最近はサイドブレーキが電動式のものもあるが)
坂道発進をする場合は、ちょっと下がったくらいで怖がらずに、落ち着いて半クラッチの位置まで左足を戻せばいい。
すぐに慣れる。
まとめ
渋滞はMT車だろうがAT車だろうがウザいことには変わりがない。
MT車は渋滞でもクラッチ操作が劇的に増えるわけでもなく、踏んでいる時間自体はそれほどでもない。
AT車乗りが心配するほどでもないだろう。
むしろAT車の方が、アクセルやブレーキの微妙な操作が必要になってくるので、逆に神経を使うくらいだ。
左足が暇すぎるが、右足を左右にちょこちょこ動かさないといけないのも地味につらい。
渋滞が嫌でMT車に乗りたくても乗れないと迷っているなら、そんなもの「慣れ」だぞ!
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